HDDを完全消去する方法 - wipe-out - DBAN

wipe-out


約1年前に買ったIBM ThinkCentre s50(8086-AGJ)ヤフオクで処分することにしたので、HDDを完全消去しました。
試したソフトは、wipe-outDarik's Boot And Nuke(DBAN)です。


いうまでもないですが、業務等に関する機密データについては、これに加え物理的に破壊してデータを復旧できなくするべきですが、万一データを復旧されても差し支えないような個人のHDDの処分であればこれから紹介する方法で十分かと思います(ただしあくまで自己責任で!)。

wipe-out

いしじま☆だいさんが作ったフリーウェアでFreeBSDで動作します。
冒頭の写真は、wipe-outをつかった画面です。
「複数回上書きして、このディスクのデータを念入りに消す (erase data with multiple writing)」を選択した場合、82GBを59分24秒で終了しました


FreeBSDとはいえ、公開されているISO形式のファイルをCD-R等に焼いてCDブートするだけですから、FreeBSDなんてよくわからないというWindowsユーザーでも安心して利用できます。なにより日本語で使える貴重なツールですね。

Darik's Boot And Nuke(DBAN)

Ultimate Boot CD(UBCD)に入っているので、DBANの方が楽という方も多いでしょう。
使う場合は、ここからUBCDのISOファイルをダウンロードしてCD-R等に焼き、CDブートしてください。


最初USBメモリにUBCDをいれてブートしたのですが、私の環境ではDBANで設定後、完全消去する画面に入らず、そのまま終了画面になってしまいました。CD等に焼いて利用することをオススメします(私はDVD-RWに焼いて実行しました)

ブートしたら「HDD」を選択し、ENTERキー

DBAN

次に「Disk Wiping」を選択し、ENTERキー

DBAN

次に「Darik's Boot And Nuke」を選択し、ENTERキー

DBAN

画面の表示にしたがって、ENTERキー

DBAN

消去したいHDDを選択

DBAN

そのHDDに「wipe」と表示されたのを確認して、F10キー(完全消去がはじまります)

DBAN

無事終了すると次の画面になります

DBAN
2時間5分かかりました。

結論

wipe-outは、繰り返し実行でデフォルトだと0と1を書き込むのを1周ずつ計2周、DBANは確か3周だったと思います。
どちらが早いかはわかりませんが、どちらにするかはまぁお好みで……


あとはヤフオクで高く売れるといいな、ということで(^ ^)