rel="me"と検索順位 意外に見逃せない関係

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今年1月に、OTTAbotというウェブサイトを開設しました。
このサイトで経験したことのメモです。



どんなサイトかというと...

OTTAbotは、クラシック音楽専門ラジオ局「OTTAVA」をもっと楽しむ為のファンサイト。
OTTAVAのミュージックヒストリー(放送履歴)をTwitterでつぶやく
非公式ボット「OTTAbot」を支えるウェブサイトとして誕生しました


ということで、Twitterで放送履歴をつぶやくだけだと面白くないので、Twitterのアカウント(OTTAbot)と同名のウェブサイトを作りました。

・その曲についての、他の人のツイート
・その曲が過去に流れた履歴
・各種楽曲サイトへのリンク


などの関連情報を提供しています。
今のままではデータベースをどかっと載せているだけでつまらないので、あれこれやりたいことはあります。が、そもそもさほどニーズがない(涙笑)こともあって、勉強がてらあれこれ試しながらやっていくつもりです。


いや、OTTAVA自体はとってもいいラジオチャンネルだから是非聴いてみてくださいね。
クラシックを今まであまり聴いたことのない人(私)こそ、ぴったりのチャンネルだと思います。
一部番組はPodcastにも対応しています。もちろん無料です。


ニーズが少ないのは、OTTAbotみたいなサービスが、です(><。。


色々起きた問題

1.「前のつぶやきが一時的に表示できなくなっています。」

アカウント開設から半月程度はTwitter上の検索にツイートが反映しないことがあります


しかしアカウント開設から半月以上経過しても、

「前のつぶやきが一時的に表示できなくなっています。」

と表示され、Twitter上の検索にツイートが全く反映しませんでした。


端的な例ではOTTAbotというキーワードで検索しても、他の人のRTではひっかかるものの、自分のツイートは表示されないという具合です。


Twitterカスタマーサポート(日本語対応)に相談したところ、「検索に反映するよう修復」してもらい、問題は解決しました。
Twitterカスタマーサポートは、回答の速度も内容もしっかりしているので、ヘルプを読んでも不明な点があるときには質問メールを送るといいと思います。


詳細はOTTAbotのblogにまとめているのでご覧ください。

OTTAbotがTwitter検索に登場


Twitterの検索にヒットしない状態の場合、ハッシュタグをつけてツイートしても表示されないので、同じ話題をツイートしても気付いてもらえません。
フォローも増えないので、この時期はつらかったですね。


Twitterの検索にヒットするようになってからは順調にフォローが増えているので、安心しました。



2.Googleの検索順位が急降下した件

GoogleでOTTAbotをキーワード検索した場合、こんな感じで、

Twitterのアカウントとウェブサイトがどちらも1番目と2番目に表示されていました。

固有名詞だけに当たり前?です。


しかし、関連ツイートをコメントとして記録・掲載はじめた翌日ぐらいから、GoogleでOTTAbotをキーワード検索しても、ウェブサイトが全くヒットしなくなりました。


すわ、Google八分か、と思ったのですが、しばらくしてよくよく調べると50番目とか60番目あたりに表示されます。
ちなみに「OTTAVA」をキーワードにして検索した場合も一時期は11番目から20番目ぐらいに表示されていたのが、50番目から60番目あたり等まで下がっていました。
さらには「OTTAVA ファン」で1位だったのに、影も形も見えなくなりました。



Googleウェブマスターツールでも検索順位をみていたのですが、こちらでは反映されていません。クロールされていないわけではなさそうです。


そこでまず、追加したコメントのリンクに、rel="nofollow"をつけてみました。効果のほどはあやしいですが、やらないよりマシかと思ったからです。
これが2、3日前。


業を煮やして今日の午前中、rel="me"を追加してみました。


ツイッターのリンクには「rel="me"」が多用されているが、検索エンジンは「rel="me"」を自分自身として評価しているようだ
 http://www.tohdamikio.com/2010/02/relmerelme-cb22.html


自分のブログよりもTwitterページの方が検索結果で上位に来てしまう場合のちょっとした対策方法
 http://www.lifehacker.jp/2010/01/100124twitter_2.html



Twitterのサイト上でrel="me"が張られているため、アカウント名と同じ名称のウェブサイトの場合、そっちに比重をおいて、ウェブサイトの側の重要性が相対的に落ちているのかな、と思ったからです。


とりあえず、ウェブサイトの中でトップページへの張っているリンクを、a href="http://ottava.suki.net/" rel="me"という形にしてみました。


それがこの午前中。
今確認したところ、OTTAbotをキーワード検索した場合の順位が元に戻っていました。
またOTTAVAで検索した場合の順位も15位まで戻っていました。
さらには「OTTAVA ファン」で1位に戻りました。



半日で効果が出たという点に首をかしげるのですが(もしかするとnofollowが効いているのかもしれませんが)、タグの意味からするとrel="me"の方の気がします。

まとめ

Twitterと連動するウェブサイトを運営する場合、(少なくともウェブサイト内のトップページへのリンクには)必ずrel="me"をつけましょう。
おそらく検索順位に大きく影響します。


これ多分、Twitterでツイートすると色々なサイトに転載されるので、立ち上げ期のウェブサイトだと相対的に検索順位で負けて押し流される結果だと思います。


ですから必須の記述だと思います。
少なくとも、マイナスにはなりません(本来の意味と齟齬がないから)


rel="me"は、XHTML Friends Network(XFN)1.1で規定されている、自分の(別の)ウェブアドレスであるという関係を示す要素のようです。
それではさらに、rel="me"をTwitterのアカウントのURLへのリンクにもつけると、ウェブサイトとwitterのアカウントURLの順番が変わったりするのでしょうか。
こちらもしばらく様子をみて、試してみようと思います。



OTTAbot

OTTAVA