ウェブサイトのリサーチに使えるGoogle Ad PlannerとGoogleTrends


なんか3ヶ月以上遅れている気がしますが、Google Ad Plannerと、Google Trendsのお話です。



Google Ad Planner

Google Ad Plannerは、Web屋のネタ帳を読んでて知りました。
アメーバのページビューの話題絡みで、「挙げるべきでない(ような気がする)傍証」としてGoogle Ad Plannerが紹介されていたわけです。


そこで、Google Ad Plannerに興味を持ったので、あれこれ読んでみました。
主な記事はこれら。


▽黒船Google汐留沖に出現でWeb広告業界に激震!
 PVもUVもユーザー属性も比較できる「Ad Planner」(ASCII.jp)
 http://ascii.jp/elem/000/000/420/420750/


Google ad PlannerでのPV数やUU数の信頼性について(Web屋のネタ帳)
 http://neta.ywcafe.net/000996.html


アメブロのPV水増し度は"4倍"とGoogleの媒体データが証明!?グーグルアドプランナーは凄い!
 (TABLOG)
 http://blog.livedoor.jp/tabbata/archives/50686724.html


google ad planner がどれくらいの精度あるのかしらべてみました(nabokov7; rehash)
 http://blog.livedoor.jp/nabokov7/archives/849271.html


当然Googleとはいえサーバのログ等を分析しているわけではないので(そもそも計測方法が明らかでないのですが)、推測値にすぎない、と。
しかしGoogle調べによる統一したフォーマット・統一した基準で、PVや利用者の分布等のいわゆる媒体概要がプロフィールとして手に入る。この点で有益、というのが共通の結論のようです。確かに。



そこで、知り合いの商業ウェブサイトをGoogle Ad Plannerで調べてみました。
すると、データが少ないせいかTraffic statisticsは表示されなかったものの、ユニークユーザー数は表示されました。


2年前から順調に右肩下がりで、2年前比で1/3になっています。


広告だけに依存していないウェブサイトとはいえ、大丈夫なのでしょうか。
ちょっと心配になりました。


年齢層も1/3が18歳未満です。コンテンツ的に大丈夫なのでしょうか……(さらに心配)


このように、知り合いのウェブサイトを見てしまうと心配になってしまいますが、競合分析に使うにはGoodですね。


ウェブとRSSfeedのアクセス解析をするで紹介した、「livedoor Readerでの登録者数」を見る方法などとともに、これぐらいのウェブサイトでこれぐらいの結果になるというあたりをつけるにはとてもいい気がします。
ということで、メモ。


これらをあわせて表示できると面白いんですが、Google Ad PlannerにはAPIなどがないみたいなので難しいかな。


Google Trends


Google Trendsは、キーワードが検索された回数などの推移をグラフ化して表示して、文字通り「トレンド」を把握することができるサービスです。
ネット上の、という限定はつきますが、トレンドの変化を数値で把握できるところが面白い。


実際に確認はできなかったのですが、英語版ではサイトのトラフィック傾向を表示する「Google Trends for Websites」という機能が去年既に公開されているようですね。


Google Trendsに新機能――サイトのトラフィック傾向をグラフで表示(ITMedia
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0806/21/news008.html


Google Trendsだったら、APIも公開されている(?)ので、他のデータとあわせて比較したりすることもできるかな。


結論

Googleがネット上の様々なデータを公開したり、各種調査期間のデータがネット上で公開されることにより、数字を集めてくるのは10年前に比べ格段にカンタンになりました。
それこそ10年前だと、国立国会図書館にいって、専門の業界雑誌等のバックナンバー等を片っ端からあさってネット外のデータをもとに無理矢理はじき出したものですが、今は目の前のPCから使えそうな数字が色々集められちゃう。


数字の集め方より、数字の分析の方法という本質的な部分で差がつくようになるわけですね。
まさに進化だと思います(^_^)