疑似デュアルディスプレイ環境を実現するSynergyを使ってみた
もともとIBM ThinkCentre 8086-AGJを購入したのは、Synergyを使うため。
そこで、疑似デュアルディスプレイを実現するSynergyをインストールしてみました。
Macとか別のOSとの組み合わせでもデュアルディスプレイっぽく使えるってのはすごいですよね。
キーボード切替機とかいらなくなっちゃう。
サーバ側(キーボードとマウスを利用して操作する側)がWindows2000、クライアント側(操作される側)がWindowsXPという環境に導入してみます。
Synergyの公式サイトにいきます。
左のメニューの2番目の項目、Downloadの下にあLatest Releaseをクリック。
2006年4月2日にリリースされたSynergy 1.3.1が最新。
3年以上変わってないんですねー。
このソフトが話題になったのは2〜3年前ですので、その頃の記事がそのまま通用すると思います。
以前結構話題になったんだからひょっとして有志の方によって日本語化されているんじゃないかな、と思って探してみたところ、ありました!
▽wiki@nothing/Synergy
http://wiki.nothing.sh/page/memo/Synergy
色々問題がある場合用のパッチなどもあるので、ありがたいですね。
とりあえずインストーラ付バイナリがあるので、こちらを選びます。
ここからダウンロードした後、インストールするところまでは簡単。
せいぜいインストール先を聞いてくるぐらいです。
まずサーバ側の設定をします
起動するといきなり、エラーがでますが、[OK]をクリック。
「このコンピュータのキーボードとマウスを共有する(サーバ)」のラジオボタンにチェックします。
次にその下の[設定]をクリック。
するとこんな画面が表示されます。
ここでスクリーンの下の[+]ボタンをクリックします。
するとこんな画面が表示されます。
「スクリーンネーム」の欄にサーバ側のマシンのスクリーンネームを入力します。
ここでいうスクリーンネームとは、システムのプロパティやマイネットワークに表示されている「フルコンピュータ名」に記載されているものです。
入力したら[OK]をクリック。
元の画面に戻ったら再度スクリーンの下の[+]ボタンをクリックします。
今度は「スクリーンネーム」の欄にクライアント側のマシンのスクリーンネームを入力します。
入力したら[OK]をクリック。
赤く囲ってあるプルダウンメニューを選択して、モニターの位置を指定します。
サーバ側の画面からみたクライアントの画面の位置を入力して、[+]ボタンをクリック。
クライアント側の画面からみたサーバの画面の位置を入力して、[+]ボタンをクリック。
以上でサーバ側の設定は完了です。
[OK]をクリックしてこの画面を閉じ、元の画面で[スタート]をクリックすればサーバ側の準備はおしまい。
次にクライアント側のPCで設定します。
「ほかのコンピュータのキーボードとマウスを使用する(クライアント)」ラジオボタンにチェックが入った状態のまま、「サーバのホスト名」を入力します。
ここには、先ほどいれたサーバの「フルコンピュータ名」をいれればOKです。
その後[スタート]をクリックすればクライアント側の準備もおしまい。
あとはマウスを指定した方向に持っていくと……マウスが移動できます!すごいや!
もちろんうまくいかないときもあるでしょう。
その場合、先にあげた日本語化バイナリの配布サイトのコメント欄に情報が結構たくさんあります。
日本語化バイナリではなく、本家のバイナリだったら問題がでないということもあるようなので、うまくいかないときは試してみるといいですね。
▽wiki@nothing/Synergy
http://wiki.nothing.sh/page/memo/Synergy
前も載せたけど、ネタ元も載せておきます。
グーグル先生におうかがいした際、これらの記事がみつからなければ仕損ねるところでした。
ありがとうございます。
▽Yet Another 仕事のツール (マイコミジャーナル)
http://journal.mycom.co.jp/column/yetanother/091/
▽web制作者向け、無料で擬似デュアルモニターを実現させる方法『Synergy編』
(*ホームページを作る人のネタ帳)
http://e0166.blog89.fc2.com/blog-entry-435.html
▽WinとMacでマウス&キーボードを共有!Synergy入れました。
(treasuring misc.)
http://blog.mynet.co.jp/hirashima/2006/08/winmacsynergy.html
【2010/01/22追記】
Synergyの利用例。
▽仕事を効率よく行う為の基本的なPC環境作り(livedoorディレクターブログ)
http://blog.livedoor.jp/ld_directors/archives/51372465.html
古くなったモニタや、退社した人が使っていたモニタをデュアルディスプレイ用として再利用
これはアリですね!
確かに会社にはこういう液晶モニタが転がっていそうです。
モニタはいくらあっても困らない。有効活用。
2つのPCの音は「Belkin Multi Headphone」でまとめられ、1つのヘッドフォンに出力されています。これにより、2つのPCから出力されるチャットでの呼び出し音や、ねとらじ放送を1つのヘッドフォンで確認する事ができます
そこまでするか!という感じですが、ねとらじのディレクターさんだからってのもあるのでしょうか。
導入しておきたいと思います。
Synergyを使い始めると、一々モニターケーブル等を接続しないでもいいのはなかなか嬉しいです。
一方メインで使うマシンのCPUやネットワークが弱いと、サブ画面での移動がもたついたりします。
まぁ私がメインで使っているクラスの弱マシンを使っている人はそうそういないと思うので、普通は大丈夫だと思います。
あとマシンを2台確保することで、マシントラブルがあってもなんとかなるというメリットもあります(意外にこれがでかい)
【2010/06/26追記】
半角/全角がきかず、日本語変換ができない場合、上記日本語化パッチをあてれば対策完了です。……クライアントのシステムを再インストールした際、日本語化パッチをあてわすれて考え込んでしまいました(^^;そりゃ英語キーボードには、このキー、ないですものね。