共用サーバ(レンタルサーバ)でPEARを導入する方法
共用サーバでPEARをインストールしましたので、その内容をメモしておきます。
インストール先は、PHPが使えないはずのさくらインターネットのライトプランですが、トリッキーなことはしていないので、他でも通用すると思います。
こんなに簡単ならもっと早くやっておけばよかった。
1.www以下(ブラウザからアクセスできるディレクトリ)に、http://pear.php.net/go-pearを保存します。
↑TELNETから操作する場合の内容(以下同じ)。さくらインターネットのライトプランの場合、telnet.cgi
一度PCにダウンロードしてからFTP等でアップロードする手順でも構いません。
2.保存したファイルを、go-pear.phpというファイル名に変更します。
3.go-pear.phpのパーミッションを755にします。
4.go-pear.phpをブラウザから開きます。
http://****.sakura.ne.jp/go-pear.phpみたいな感じですね。
NEXTをクリックします。
5.インストールの際の設定を行います。
黄色に着色した箇所が設定の必要な箇所です。
上部のチェックボックスはお好みですが、面倒なので私はチェックをいれておきました。
「1.Installation prefix」は、
/home/(アカウント名)/php5/pear
等、自分でPHPをインストールした際に作ったディレクトリを指定しましょう。
自分でPHPをインストールしていない場合は、「www等の公開用のディレクトリ」以外のディレクトリをつくって(例えば、/home/(アカウント名)/pear)、そこを指定しましょう
「11.php/exe path, optional」は、phpのパスを指定しましょう。
自分でPHPをインストールした場合は、そのパス。
していない場合は、ホスティング会社に指定されたパスですね。
6.インストール画面が表示されます。
インストールが完了すると表示が止まります。
下の方にWarningが出るので、その内容について対処してください。
Note: To use PEAR without any problems you need to add your
PEAR Installation path (/home/(アカウント名)/php5/pear/PEAR)
to your include_path.
書かれているとおり、php.iniのinclude_pathに、上記を追加しておきましょう。
Warning: Can not determine the URL of the freshly installed Web Frontend
(file: /home/(アカウント名)/php5/pear/index.php).
Please access it manually !
ここで表示されている赤字のメッセージと全く同じエラーの場合には、「www等の公開用のディレクトリ」以外のディレクトリをインストール先に指定しているためなので気にする必要はありません。
8.PEARをインストールしたディレクトリにあるindex.phpを、「www等の公開用のディレクトリ」にコピーします。
# cp /home/(アカウント名)/php5/pear/index.php /home/(アカウント名)/www/auth/pear.php
9.8.でコピーしたファイルにブラウザからアクセスします。
Basic認証等のアクセス制限をかけていない場合、このようにWarningが表示されます。
他人にあれこれいじられると困るので、Basic認証等のアクセス制限をかけておきましょう。
10.左のアイコンメニューの「Package Search」をクリックします。
11.インストールしたいpackage nameを入力して、検索します。
インストールしたいpackage nameの横の「+」をクリックすると、インストールされます
(アラートウィンドウが開きますが、ダウンロードを待つように指示する内容なので、「OK」をクリックします)
13.希望のパッケージがインストールされます。
▽PEAR Manual :: マネージャの取得(ホスティング環境での PEAR)
http://pear.php.net/manual/ja/installation.getting.php
▽さくらでpearインストール覚書
http://zenryokuhp.com/server/sakura_pear.htm