FeedWordPressでマルチブログする


RSSを利用して、WordpPessに自動投稿するプラグインの紹介です。


来る人の属性?やジャンルにあわせて、いくつかblogを持っている人も多いと思います。
大抵は1つのblogにまとめて、カテゴリー毎に分類すればそれで足りるでしょう。
しかし、諸般の事情からままならない人もいるわけで(>私)


または(むしろ主な用途はこちらですが)、既存の複数のblogを1つにまとめるポータルblogをつくりたいという場合。


MovableTypeであればマルチブログを使うのでしょうが、WordPressではFeedWordPressを使います。
マルチブログと違って、各社のブログサービスにばらばらに点在しててもOKだからそこも嬉しい!


私が作業したのはWordPress バージョン2.8.1、WordPressFeed バージョン2009.0707です。


01.FeedWordPressプラグインのウェブサイトの「Download」をクリックしてファイルをダウンロード。


▽FeedWordPressプラグインのウェブサイト
 http://wordpress.org/extend/plugins/feedwordpress/


02.ダウンロードしたファイルを展開すると作成されるfeedwordpress のフォルダ。
 これをWordPressを設置したディレクトリの下にあるwp-contentsディレクトリの下、pluginディレクトリにアップロード。


03.WordPressの管理画面のプラグインFeedWordPressが表示されていることを確認。


04.FeedWordPressの表示の下にある「使用する」のリンクをクリックして有効化。


05.すると管理画面の左下に「Syndication」というリンクが2つ表示されるので確認。


06.下の「Syndication」というリンクをクリック。


07.クリックした「Syndication」の下に設定メニューが表示されます。

ここに表示される「設定」と、上の「設定」の下にある「Syndication」は同じページですね(^_^)
ですから、いじれるのはこの4つのメニューの範囲です。
デフォルトのままでよければ8から11は飛ばしていきなり12でOKです。



08.「Posts」画面です。


(1) Status for new posts
RSSで新しいポストを受け付けた場合の処理です。

  • 1.直ちに公開ステータスを「公開済み」にして投稿します*デフォルト*
  • 2.公開ステータスを「レビュー待ち」にして投稿します(公開されません)
  • 3.公開ステータスを「下書き」にして投稿します(公開されません)
  • 4.公開状態を「非公開」にして投稿します(公開されません)


(2) Formatting filters:
「formatting filters」がいかなるフィルターなのかよくわかりません(^^;
とりあえずプラグインの動作に異常が生じ、それが関連リンクやソーシャルネットワーキングのような、「これを共有してください」というボタンに起因していると思われる場合には、このオプションを変更してみろってことのようです。


(3)Permalinks:
多分、通常の使用方法でいじることがあるのはここぐらいでしょう。
各記事のパーマリンクのリンク先を指定します。
以下の2つが選択できます。

  • 1.オリジナルの記事(RSSで表示されている記事のURL)にするか*デフォルト*
  • 2.設置されているblogに置かれたコピー記事のURLをパーマリンクにするか


(4)Posts from aggregator feeds:
「aggregator feeds」が何を指すのか今いちよくわからない(^_^;
原文のRSSかと思ったんだけど……それはSyndicated Feedsだと思うんですよね。
そうするとこのblogが配信するRSSぽい?
giveがどういう意味で使われているのかわからないから一層わからない……。


RSS上でどっちをオリジナルソースとして扱うの?的な意味だと思うのですが、設定を変えてもどこが変わっているのかみつけられませんでした。残念。


(5)コメント、トラックバック、ピング
見てのとおり。
FeedWordPressがする投稿について、それぞれ許可するか、という設定です。


(6)Custom Post Settings (to apply to each syndicated post)
カスタムフィールドか何かを設定できるのでしょうか。
Actionが「add new setting...」になっていて、可変ではないので、将来的になにか加わるのかもしれません。



09.「Authors」画面です。

まず、過去にauthorsとして投稿していない者が原文RSSにauthorsとして登場した場合、どうするかです。
デフォルトでは新しいauthorsとしてアカウントを追加します。そしてauthorsとしてそのまま表示されます。
他のauthorsとして扱うのであれば、指定が必要ですね。


次に、過去にauthorsとして投稿した者と一致した場合。同じアドレスを持っている場合には、同一人物として扱う場合にはチェック……みたいなんですけど、どこのメールアドレス見ているんでしょうね(^^;わかりません。



10.「Categories & Tags Settings」画面です。

(1)Unfamiliar categories
馴染みのないカテゴリ……つまりFeedWordPressが処理したことのない、カテゴリが原文RSSのある場合の対応です。

  • 1.新しいカテゴリを作成して投稿します。
  • 2.新しいタグを作成して投稿します。
  • 3.新しいカテゴリもタグも作成しません。投稿はします。
  • 4.新しいカテゴリもタグも作成しません。投稿もしません。


あとのカテゴリとタグは特別な指定じゃないのでわかりやすいですね。


11.「設定」画面です。


(1) Syndicated Link category
リンクカテゴリの設定です。特に必要なければ放置してOK。


(2) Check for updates
原文RSSのアップデートの確認方法です。
デフォルトでは、自動的にチェックする、です。
リクエストした時だけアップデートを確認する方法も選択できます。


(3) Time limit on updates
アップデートについて、タイムアウトの時間(ですよね?)を設定することができます。


以下の3つのチェックボックスは、contributor、原文RSS側でタイトルやdescription、リンクが変わった場合に、変更を反映するかどうかのチェックボックスですね。


(4) Syndicated Posts, Comments & Pings
(5) Syndicated Authors
(6) Categories & Tags
は、今まで説明してきた左側の3つのメニューに対応しているので説明省略。


(8) Back End
PHPのログはとるか、デバッグモードを使うか、Guidのインデックスはつくるかという文字通りバックエンドの設定。ここをいじる必要がある場合は私のblogを読んでいる場合じゃないでしょう(笑)



12.Syndicationをクリックした時に表示されるトップ画面です。


「Add new source:」の右のフォームに取り込みたいRSSを指定。
「Syndicate」ボタンをクリックすれば原文RSSが追加されます。


あとはチェックボックスにチェックをいれて、「Update Checked」をクリックすれば、自動的に投稿されるはず。


原文RSSの上にマウスを乗っけると、SettingsやActionというリンクが表示されます。
ここでも「Syndicated Posts, Comments & Pings」「Syndicated Authors」「Categories & Tags」で設定した項目とほぼ同じ内容が個別に設定できます。



以上、終わり。
うーん、長い。



なお、FeedWordPressを使用しようと思ったのは以下のサイトがきっかけでした。ありがとうございます。
しかし上のサイトは、スパムブログにそのまま写されていてびっくり。


Googleで検索した時に結構上位にいたので偶然気付きました。
FeedWordPressを使っての犯行だったら許せんですね。
(そうでなくても許せんですけど)


RSS Feedをブログ記事として自動投稿するWordPress プラグイン ? FeedWordPress
 (清音のSEOブログ)
 http://seofromusa.com/wordpress-plugins/feed-wordpress/


▽【WORDPRESS】MTのマルチブログっぽいことをする(B豚の備忘録)
 http://bton.papalabs.com/?p=897


確かに、FeedWordPressを使えば簡単にコピーブログ・スパムブログを作ることができます。元のソースに一切リンクを張らず、一見オリジナルであるかのように見せることすらできます。


しかし、基本的にはGoogle等が重複コンテンツがどうか、どちらが一次情報かを判断しているので、検索エンジン対策という意味では意味がありません。
上記のようにどちらも表示されてしまう場合でも、見てる人にはわかりますので、信用しなくなるだけでしょう。


Googleのコピーサイトへの対処法と公開日時に対する評価(SEO初心者のEvoブログ)
 http://www.jweb-seo.com/blog/wordpress/2008/09/15/356


ですから著作権を侵害して、他人のふんどしで相撲をとるような真似はやめましょうね〜
私も余所の情報を持ってきて集約して提供するつもりですが、自分のところで抱え込まずにちゃんとアクセスを返す仕組みにしていく(している)つもりです。真っ白じゃないにしても契約上も法律上も問題のない形にしているはず。
よく考えてやりましょね