(中古)ThinkCentre 8086-AGJでSynergy

デュアルディスプレイに対応していないWindows2000環境で実質的にデュアルディスプレイに対応するためには?


ビデオカードを増設するのも手ですが、外付けビデオカードを導入することはノートPCでは現実的ではありません。
そこで「Synergy」です!


後日、実際に使ってみた記事も書いたのでご覧ください。
▽疑似デュアルディスプレイ環境を実現するSynergyを使ってみた
 http://d.hatena.ne.jp/mitaina/20090629/1246260189


以下、本編。


TCP/IPで通信できる2台のPCに「Synergy」を導入して設定すればあら不思議。
そのうちの1台からもう一方の画面を自由に操作できちゃう。
つまり疑似デュアルディスプレイとして使えるわけです。


▽Yet Another 仕事のツール (マイコミジャーナル)
 http://journal.mycom.co.jp/column/yetanother/091/


▽web制作者向け、無料で擬似デュアルモニターを実現させる方法『Synergy編』
 (*ホームページを作る人のネタ帳)
 http://e0166.blog89.fc2.com/blog-entry-435.html


▽WinとMacでマウス&キーボードを共有!Synergy入れました。
 (treasuring misc.)
 http://blog.mynet.co.jp/hirashima/2006/08/winmacsynergy.html


もう一方の画面はもう一台のCPUで処理するから、操作元のPCの負荷もデュアルディスプレイに比べ軽いはず。
ロースペックマシンの作業効率的にも素晴らしい!
貧者の知恵ですね



………なぜこうなったかというと。



新しい(中古の)液晶ディスプレイ購入で喜んだのもつかの間、デュアルディスプレイができないことに気付きました。
私のThinkPad X22のOSは、Windows 2000 professional。Windows2000はマルチディスプレイには対応していますが、デュアルディスプレイに対応していないことを失念していました。


ドライバレベルで対応していた記憶があったのですが、ATIのMobility RadeonWindows2000ではどう調べても駄目。
ぐぐるとβドライバの時はできた、なんて話もありますが、2003年頃に既に確認不能になってますからもう無理なんでしょうね。


かなり今更ですが、WindowsXPにするか、と思いました。WindowsXPにすればデュアルディスプレイに対応できることは確認できたからです。


しかしWindowsXP高い! ライセンス違反をせずに安く入手するには中古のDSP版を入手することですが、それでもだいたい1万円弱する。
話になりません。新規投資は液晶込みでせいぜい1万以内に収めたい
(それ以上するなら、最初からThinkPad X300なりX200sなりを新品で買いたい(笑))


シングルディスプレイでいいかとあきらめかけました。
液晶ディスプレイ側で表示させれば1280×1024で広さが1.5倍になるので、まぁ十分といえば十分。


しかしそれでは悔しい。
そこでWindowsXPの入った、DtoD(リカバリ)領域のあるメーカーPCを5000円以下で入手しようと考えました。
そしたらライセンス代は半分で済み、デスクトップPCも手に入る。


そのWindowsXPのライセンスをThinkPad X22で援用することはできませんが、「Synergy」を使って疑似デュアルディスプレイにすればいいか、と。


……よく考えたら、「Synergy」使う時点でWindowsXPである必要性はないですね。
予備機として部屋に転がっているもう一台のThinkPad X22をセットアップすればディスプレイもデスクトップPCも不要でしたねorz


今頃気付きました。とほほ。



まぁノートPCはキーボードを適当なところにおけないから机上で邪魔になるし、液晶ディスプレイはきれいで満足しているからいいか!(と無理矢理気を取り直す)



そこで、IBM ThinkCentre 8086-AGJを中古で購入しました。

キーボード・マウス無しを3000円強で。
メーカー製のデスクトップPCを私用で使うのはもう10年以上ぶりですよ。


電源ケーブルがないのを見落としてましたが、部屋を漁ったところPC-9821Cs2のモニタのケーブルが使えたので問題なし。
よくこんなの残ってたな、って感じです(^_^;


リカバリー済み」は確認していたのですが、DtoDあり、という記載がないことに落札後気付いてどきどきしていました。が、届いたものを確認すると無事DtoD領域も残ってます。


目的は達成できそうです。よかったよかった。


試しに起動すると、猛烈にファンが回ったり、放熱がすさまじかったりとびっくりすることしきりです。
ケースがカンタンにあけられるのであけてみたところ、CPUの真上にHDDが来るという構造なので、HDDにダメージが来てそうですね。


IBM史上最小デスクトップPC「ThinkCentre S50 ultra small」レビュー
 http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/1027/pclabo25.htm


液晶ディスプレイの後ろに壁にくっつけて置いておくつもりでした。
ただ上記の発熱がスゴイのでやめました。
まあそれほど高さもないので、液晶の下でも問題なさそうですね。



その他、コンデンサがふくらんでたり、液漏れしたりという症状などが出ることもあるらしいので(今のところなかった)、あまり長く利用できるとは思わない方がいいな……


買ってから調べるなって感じですがまぁ3000円だったらそんなものでしょう。
安いものを買う。その目的は達成しました。


とりあえずHDDが飛ぶのがコワイので、Access IBMからProduct Recoveryディスクを作成して、DtoD領域も含めて復旧できるようにしておきましょう。



明日秋葉にいくので、184ピンPC2700 512MB 1枚880円……とまではいかないまでも安いものが見つかるといいなぁ。


安いのがなかったら我慢(`・ω・´)