OpenOffice.org(Go-oo)を導入してみる
Microsoft Office Home and Business 2010は、2010年9月25日現在28,000円強と以前に比べれば手に入れやすい値段になっています。
しかし複数台PCを持っている場合、個人で全部買い揃えるのは負担です。かといって、プリインストールされているようなPC買うと高くつくし。
ということで、無料で使えるOpenOfficeに慣れてみることにします。
ちなみに
Microsoft Office Home and Business 2010は、1ライセンスで2台にインストールすることができます。
そう考えれば、えいやっと1ライセンス買ってしまえばそうそう買い換えるものではないので問題ないかも?しれません。
※マイクロソフトの利用許諾契約書はFind End User License Terms for Microsoft Software Licensed by Microsoft or the Computer Manufacturerから探せます。ここがなかなか見つかりませんでした。
c. 携帯用デバイス。ライセンスを取得したデバイスの特定の 1 名の主要ユーザーが使用する場合、お客様は本ソフトウェアの別の複製 1 部を 1 台の携帯用デバイス上にインストールすることができます。
また無料で、ブラウザ経由で使えるOffice Web Apps
いう手もあると思います。
一応試してみたんですが、ブラウザ経由って思ったより不安ですね。
うっかり「戻る」ボタン押しちゃったらどうしよう?とか。
ファイルを作成してからでないと文書を書き出せないとか(まぁそのほうが安全だと思いますが)。
思ったほど直感的でないので、やめてしまいました。
ルックスがOffice 2007以降のデザインなので、使い勝手が違ったというのもあります(その点、OpenOfficeは以前のOfficeのデザインに近いのでいいですね)。
ウワサの「Office Web Apps」をOffice 2010と比較してみた
http://www.lifehacker.jp/2010/06/100614officeweb_office2010.html
OpenOffice.orgとその派生版
OpenOffice.orgは、Oracleが開発元のオープンソースのオフィススイートです。
現在ではMicrosoft Officeのファイル形式と比較的高い互換性があるため、導入しやすくなった…と思います(なにぶん、先日使い始めたばかりなので自信はありませんが)。
オープンソースということもあって、Go-ooをはじめとする派生版が複数登場しています。
今回はGo-ooを導入します。
主な理由は以下の二点です。
1.Calc(表計算)が、Excel R1C1形式に対応している
→本家OpenOffice.orgはなんと対応していません。
2.「Ubuntu、openSUSE、Debian、Mandrivaなどのディストリビューションを使用している場合、OpenOffice.orgを起動すると実行されるのは、「正式」版ではなくOpenOffice.orgのソースコードをベースとするオフィススイートGo-OOである。」
→つまりGo-OOに慣れていた方がなにかと面倒ないかなぁと。
実は本家OpenOffice.orgをインストールしたばかりだったのですが、上記二点の理由からアンインストールし、Go-ooの導入を決めました。
なおGo-ooのウェブサイトは英語のみですが、Go-oo自体は公式に提供されている言語パックを導入することで容易に日本語化できます。
インストールの手順
今回の手順は2010年9月25日現在の最新版であるGo-ooの3.2.1に準拠しています。
1.Go-ooのウェブサイトを開く
2.「Download」をクリックする。
4.上のページで、「native lang-pack, interesting extensions」をクリックする
5.日本語言語バックをダウンロードする
↓下にスクロールすると、ページ中程に「GoOo-langpack-ja-*.*.*-**.exe 」という名前のファイルがあります。
6.ダウンロードした「GoOo-en-US-version.exe」を実行します
Microsoft Officeと同じ感じでインストールが進みます。特筆するような点はありません。
7.ダウンロードした言語パックを実行します。
ここも特筆するような点はありません。
8.インストール完了
スタートメニュー等には「OpenOffice.org」として表示されます。
しかしヘルプからOpenOffice.org情報をみると、確かに「ooo-build」と記載があります。
またR1C1形式も選択できます。
まとめ
必要になってから慌てて使うとノウハウもなしに使うはめになって大変なので、今からMicrosoft Officeでなくていい場面(過去の資産であるVBAやマクロがない文書の場合)、OpenOffice.orgを使っておくのがいいんでないかな、と思います。
なにせ本家版使ってR1C1形式がないというのに愕然としましたからね、私(^^;<よっぽどショックだったらしい